ランカスターにて (4)おいしいたべもの
ニューヨークでアーミッシュといえば、露店。
マンハッタンの広場や駅前には、Farm Standと呼ばれる露店が開かれていて、
フレッシュな野菜や、手作りのパイやジャム、ピクルス、ハムやチーズなど、
さまざまなものを売っています。
この露店の多くが、アーミッシュの人たちによるもの。
わたしの職場近くの公園にも、週に一度アーミッシュの露店が開かれていて、
わたしもよく利用するんですよ。
アーミッシュの人々はドイツ系の移民で、
アメリカの文化の影響を受けていない、ということもあり、
独特のお料理や食品が沢山あります。
ランカスターに出かけるというので、あれこれ調べていたところ、
どうもこの近辺では、
「Smorgasboard」 と銘打ったレストランが、やたらめったら多いのです。
Smorgasboard、不思議な名前ですが、
要はいわゆるビュッフェのこと。
なぜ、ランカスターで、このSmorgasboard、もとい、ビュッフェスタイルのレストランがこんなに沢山あるのかは不明ですが、
せっかくだし、ということで、この地域でも一番有名らしいSmorgasboardに行ってきました。
お店は、思ったほど大きも騒がしくもなく、
ウェイトレスさんたちはとっても親切です。
シーズンには、さぞかし観光客で込み合うであろう店内も、比較的静かでした。
壁には、アーミッシュの名物、キルトが掛けられています。
ビュッフェは、前菜、サラダ、メイン、グリル、そしてデザートと分かれています。
メニューの内容は、もう、絵に描いたように
「感謝祭やクリスマスに、アメリカの田舎で食べてます」
というラインナップ。
上から、時計回りに。
付け合せのブロッコリーとにんじん。
コーンは、まず干して、それから調理するのだそう。 とっても甘くて美味しいです!
ほ~んの一切れ、ポテトグラタン。
ズッキーニとトマト、赤ピーマン。 これも、付け合せの定番。
そして、スタッフィング。
これは、もともと、七面鳥などを焼くときに、おなかに詰めたいわゆる「詰め物」で、
家庭によって色々なレシピがあるのだそうですが、
大体が、パンだの残り物の野菜だの。 これを、付け合せとして食べます。
(ただ、最近では、衛生上の理由から、スタッフィングは鳥に詰めず、
キャセロールで作ってしまいます。)
その上は、白身のお魚。 アメリカの田舎でお魚は…苦笑
左上が、チキン・ポット・パイ。
そして、まんなかは、ビーフシチュー。
どれも美味しいです。
そして、メインその2。
ローストビーフ、ハム、そしてアメリカの田舎料理の大定番、フライドチキン。
アーミッシュのお料理は、デザートに特徴があります。
見たこともないようなパイやケーキがずらり。
迷いに迷ったあげく、とりあえず、ここで頂いたのは、このアップルケーキ。
あったかくて、キャラメルソースがかかっていて、美味しい~!
…というわけで、絶品!というわけではなかったけれども、
でも楽しいお食事でした。
さて、自炊するための食材を買うべく、
アーミッシュの畑のど真ん中にあるらしい、
小さなスーパーを目指して、車を走らせて行きます。
ナビ通りに走っていると、
なぜか農家の軒先を通過して鶏たちが慌てていたり、
馬車の後ろをひたすら徐行したり…
「本当に、こんなとこにスーパーがあるのだろうか…」
と、ふたりで不安になってきたところ、畑の中に簡素だけどきれいな建物が見えてきて、
そこが目指すスーパーでした。
馬車が停めてある駐車場から、スーパーの中に入ると、
とても清潔な店内には、
色々なオーガニックの商品と、アーミッシュの人々手作りのチーズやパン、
果物や野菜が並んでいました。
電気を使っていないため、日没で閉店になるこのお店、
シンプルなドレスを着たアーミッシュの女性たちが働いていたので、
やはり写真は撮れませんでしたが、
チーズや野菜、お肉、そしてこれも手作りのパスタなどをたっぷり買い込み、
もう一軒の、こちらもアーミッシュの人が経営するベーカリーで、
パイやクッキーも買って帰りました。
チーズ。とってもまろやかで、美味しい! アン君と取り合いながら食べました。
これは、定番にしたい~。
ストロベリーとルバーブのジャム。
これは、露店でもよく売られています。
この組み合わせ、アメリカに来るまで食べたことがなかったのですが、
甘みと酸味のバランスがとってもいいんですよね。
全粒粉のパン。 ほんのり甘みがついています。
たぶん、さっきわたしたちがびっくりさせちゃった鶏たちが生んだたまごと、
これも地元産のベーコンと一緒に、あさごはん…
ああ、美味しい!!!
さらに、忘れちゃいけないのが、スイーツ。
これも、ランカスターに行く前に色々調べていたときに発見したのですが、
アーミッシュの名物が、
「Shoo-fly Pie シューフライ・パイ」と呼ばれるパイ。
アン君に聞いてみても、
「う~ん、名前は聞いたことあるけど?」
という感じ。
ベーカリーで、あまりにも目移りしすぎて決められなかったので買った、
「いろいろ詰め合わせ」の中に入っていたので、
一切れ、オーブンで温めて、食後のデザートに...。
ふたりとも、恐る恐る食べたのですが… これが、本当に美味しい!!!!!
ほとんど「粒餡」状態の、落ち着いてやさしい甘さのとろとろしたフィリングが、
さっくさくで軽い塩味のパイクラストによく染みて、しみじみと美味しい...。
「これは、一体何が入ってるんだろう?!」
「豆は絶対入ってるよね」
「何か、フルーツも入ってるよ」
と二人であれこれ考えたのですが、家に帰って調べたところ、
フィリングは、なんと、糖蜜と黒砂糖だけ!
ちなみに、詰め合わせは、こんな感じです。
てっぺんから時計周りに
ピーカン・スティッキー・バンPecan Sticky Bun。
フーピー・パイWhoopie Pie。 チョコレート味のケーキに、ふわふわの生クリームをサンドイッチしてあります。
シューフライ・パイShoo-Fly Pie
チョコレート・シューフライ・パイ
アップル・シュトルーデル Apple Strudelドイツのお菓子です。
ピーカン・スティッキー・バンは、シナモンロールに、
砂糖漬けのピーカンナッツを、これでもかっ!とばかりに載せてあります。
Stickyとあるとおり、食べると、手がべったべたになります。
アン君は、嬉しそうに、手をべたべたにしながら食べていました。
一切れで、1000カロリーぐらいあるんじゃなかろうか…。ハンパではない甘さです。
さらには、チョコチップクッキー。
チョコ「チップ」というか、チョコの塊が、これまた、これでもかっ!とばかりに入っています。
でも、チョコチップクッキーは、アン君作の方が美味しいな。
実はこれ以外にも、これも手作りの、エッグ・ヌードルと呼ばれるパスタや、
これまた全工程手作りのプレッツェルなど、美味しい食べ物をしこたま買い込んだのですよ。(それはまた、そのうちご紹介しますね。)
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コメント
ピーカン・スティッキー・バン、たとえ1000kcalあったとしても食べたい!
ピーカンナッツ大好き。
クルミやアーモンド並みに日本の普通のスーパーでも小売りしてくれるとウレシイのになあ。
アンくんとおウマさんの写真すっごくイイね!!
とくに最後の!!
投稿: るん♪ | 2008/11/21 20:54
るん♪ちゃん♪
あっまいよおおおおおお!
そうかぁ、ピーカンナッツ好きには、たまらないかもね。
わたしは実は、ピーカンナッツが苦手で、
これを食べるときは、ピーカンナッツを全部落として食べてます。
そしてそれを、ピーカンナッツ大好きアン君が、うれしそうに食べてます。
だったら、ピーカン・パイとかも、大好きでしょ。
アン君はウマが大好きなので、
ああやって、ず~っと楽しそうにしてたよ。
おかげさまで、いい写真になったの。
褒めてくれて、ありがとう!
投稿: Seonfa | 2008/11/22 06:44