ランカスターにて (1)アーミッシュの馬車
木々が金色に輝く11月。
ペンシルバニア州に行ってまいりました。
ペンシルバニア州は、独立戦争でも重要な役割を果たしたフィラデルフィアや、
南北戦争の激戦地となったゲティスバーグ
(リンカーンの演説「人民の、人民による、人民のための政治」でも有名ですね)があり、
アメリカにおいてはもっとも歴史のある州の一つです。
NYからは車で3時間ほど。
金やベリーピンクの美しい紅葉を眺めながら辿り着いたのは、
広々とした農場が拡がる、ランカスター郡。

このランカスター郡は、アーミッシュの人々の居住地として知られています。
「Pennsylvania Dutch」とも呼ばれるアーミッシュの人々は、
「Dutch」と呼ばれていますがオランダ人ではなく、
18世紀に宗教弾圧を逃れてスイス・ドイツから移住してきた人々でした。
宗派によって異なるものの、基本的に当時からのライフスタイルを守り、
現在に至るまで、電気や自動車などは一切使わず、
現代社会から距離を保ったまま、昔ながらの農業や牧畜で生計を立てています。
NYでも、ちょっとした広場や公園などで、「Farmer's Market」いわゆる露店が開かれていて、
美味しそうな野菜やたまご、パンやクッキーにパイ、瓶詰めなどが売られていますが、
その多くがアーミッシュの人たちによるものです。
さて、ランカスター郡に入って目に入ってくるのは、広々とした農場、牛や馬たち、そして...
馬車です!
アーミッシュの人々は車を使わず、こんな古風な馬車で移動します。
日曜日だったので、教会帰りでしょうか。 多くの馬車を見かけました。
馬の蹄の音、そして馬車の車輪のがらがらという音。
なんともリズミカルで楽しい響きが、秋の畑にこだましています。
アーミッシュの人々は、宗教上の理由から、写真に写ることを嫌うので、
前方からの写真は撮れませんでしたが、
男性は長いあごひげを伸ばして黒いコートを着、
女性はこれもモノクロームの写真から出てきたかのような古風なボンネットにドレスに身を包み、
みなにこやかに挨拶してくれます。

信号待ちもします。
駐車場には、ちゃんと、駐「馬」車スペースもあります。

馬車に注意!
馬車の内部。
とってもとっても、小さいのです!

アン君は、馬が大好き。

ちなみに、これがアーミッシュの典型的農場です。

一番大きな建物が納屋。
塔のようなサイロが2本に、牛や馬など家畜のいる囲いと小屋、
そしてシンプルなおうち。
簡素なお洋服が並ぶもの干しも基本スペックのようで、
秋の陽差しによく合う、控えめな色のお洗濯物がたなびいていました。
ランカスターでの休暇、続きます...。
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