紫陽花
「ばら」や「ゆり」など、判りやすいお花が大好きなわたし。
紫陽花は、特に何とも思わなかったのですが、
ここ数年、
幻想の世界のように深く鮮やかに潤って美しいNYの6月の空気を、
静かに彩る紫陽花の美しさに、心を奪われています。
長い雨がやっと上がり、まぶしい朝がやってきました。

「ばら」や「ゆり」など、判りやすいお花が大好きなわたし。
紫陽花は、特に何とも思わなかったのですが、
ここ数年、
幻想の世界のように深く鮮やかに潤って美しいNYの6月の空気を、
静かに彩る紫陽花の美しさに、心を奪われています。
長い雨がやっと上がり、まぶしい朝がやってきました。

バーベキュー。
な、アメリカなのです。
そういうわけで、5月最後の週末は3連休。
アメリカでは、この日から夏が始まります。
海開きに、バーベキュー。
というわけで、わが家でも、
仕舞いこんであったバーベキューグリルを引っ張り出してきました。
今回は、アン君の長年の念願であった、
「チキンまるごとバーベキュー」。
アン君お得意の、ジャークチキン。 これは、ジャマイカのレシピで、
唐辛子たっぷりに、ライムジュースやらシナモンやらを加えた、
とってもいい香りの爽やかな味なんですよ。
朝から、アン君がコーンブレッドを焼いてくれました。
黄色く美味しく焼けています。
一晩漬けて置いたチキンをグリルに載せ、
嬉しそうなアン君。
最近の雨続きの後にしっとりときれいに晴れた昼下がり、
太陽の光に芝生も青々と輝くようです。
チキンが美味しく・・・ちょっと焦げました。
庭にテーブルを出して、お皿を並べて、
いただきま~す♪
こんな空が広がっていました。

今回のカンヌでパルムドールを取った、ミヒャエル・ハネケ。
アメリカのメディアも、
「え~、ま~、そのぉ、なんと申しますか」みたいな感じでちょっと戸惑いつつ紹介してるけど、
まっ、はっきり言って、強烈な作品を撮る監督です。
むちゃくちゃにえぐかったりもするので、あんまり気楽におすすめは出来ない監督なんですが、
アン君もわたしも、大好き。
彼の映画で、「タイム・オブ・ザ・ウルフ」というのがあって、
これがまた世にも陰惨なストーリーなんですが、
わたしはこの映画がとても好き。
もう、最悪に気が滅入り続けるだけの物語の中で、
ほんの一瞬だけ、暗闇の中の牢獄に差し込む光のように、音楽が出てくるんだけど、
その美しさ、その透明さ、その優しさ。 わたしには到底表現出来ない。
でも、ホントに、それ以外の人生全部が悲惨でも、その一瞬の光だけで、いいんですよね。
人間って、そんなもんなんですよねぇ。
谷崎潤一郎の「春琴抄」これまたじめじめとした、陰湿な(笑)、
しかも谷崎潤一郎がハンパではない生命力の持ち主でそれを全部陰の部分に注いでいるがためにこれまたハンパない陰湿さで、
それがまたなんとも言えずいいんですが、
これも、突然、天を仰ぐような美しいシーンが出てくるんですよね。
その美しさったら、もう、死んでもいいぐらい美しい。
天才って、すごいなぁ・・・。
たまたま読み返していた脳科学者・黒川伊保子さんの本に、
そういう対比は「官能」なのだ、ということが書いてあって、
同じことを昔わたしの師匠も言っていたし、
わたし自身、子供の頃から、そういう
「ふとした瞬間に、何か裂け目のようなものが出来て、そこからなんか見えちゃった」
みたいなのが大好きで、
それを追い求めて生きていると言っても過言じゃないぐらい。
黒川さんは、その「官能」は、ただ性的な意味だけじゃなくて、
「いのち」に一番近いのではないかという気がする、と書いていた。
たしかに、そんな感じがする。 ホントに。
でも、面白いのは、そういうギャップ(というと妙に軽いけど)って、自力では決して演出出来ない、ってとこで。
黒川さんは「綻び」と呼んでいるけど、
たしかに、
目撃する側にしても、決して予測が出来ず、まるでアクシデントのようにその瞬間はやってくる。
本人にしてみたら、もっとシビアに、
「あ、しまった!」みたいな感じなんですよね。
「やばい!」
みたいな。
そこで「やばい」と感じるってのも、やっぱり、これはいのち関係、命がけのことなんだなぁ、と思うんです。
そして、それが出来ちゃう芸術家ってのは、やっぱりハンパない人々だし、
芸術家にとって、芸術って、文字通り命がけなんやなぁと思うんです。![タイム・オブ・ザ・ウルフ [DVD] タイム・オブ・ザ・ウルフ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41HeH9F3XBL._SL160_.jpg)

お掃除洗濯、お買い物、
庭の草むしり、
あれこれ雑用、
のんびりブランチ。
早朝、サンドイッチを作ってかぶりつく幸せ。
なんということもない週末の楽しみ。
ピタサンドは、アボカドと、ツナ、ゆでたまごのゴールデントリオ。
超簡単おいしいおやつ。
ビスケット(「マリー」みたいな、さくさくのもの・・・こちらでは"Digestive"と呼ばれています)に、缶のホイップクリームをしゅわ~と軽く、さらにラズベリーを載っけます。
おすすめです!
アン君作のスコーン。 あっという間に作ってくれました。
「フェリシモ」の手作りキットに凝ってます。
超・下手っぴなんだけど、楽しいですねぇ。
ご近所にあったアン君とわたしのお気に入りのインド料理やさんがつぶれちゃって、
新しく、またインド料理やさんが出来たのがまたつぶれちゃったのが、
先日通りがかってみると、アフガニスタン料理やさんになっていました。
ニューヨークって、面白い…
なぜかアン君、中近東には親近感を覚えるよう。
たしかに、イタリア人とギリシャ人のハーフなんですが、顔もどっちかっちゅーと中近東っぽいし、
そもそもギリシャは、ヨーロッパの中では一番東の端っこで、トルコと隣り合わせですものね。
そういうわけで、さっそく、ふたりで出かけてきました。
でもなんでアン君、アフガニスタン・レストランに出かけるのに、
奈良の東大寺で買ったTシャツを着ているのだ?!
ある意味、チャレンジャーかも。
この座席、床に直接座るんです。 NYでは、とっても珍しい!
アン君も、
「日本みたいだねぇ」
と嬉しそう…だから日本じゃなくてアフガニスタンなんだってば!
さて、あんまりなじみのないアフガニスタン料理ですが…
その地理と歴史のままです。
基本的に、中近東の、ケバブ料理。 ラムが多いようですね。
そして、フルーツにヨーグルトにナッツ。
インドからの影響、そして何と言っても興味深いのが、中国から中央アジアを経て伝わったと思われる、マンティというダンプリング。
もちろん、中国のマンドゥ(「饅頭」)が語源なんです。
なんだか、親近感が沸いて楽しくなっちゃいますね。
そういうわけで、頂いたのがこちら。
前菜は、かぼちゃの入った揚げワンタン的な一品。
白いヨーグルトソースか、緑のソースをつけていただきます。
緑のソースは、インド料理店で出てくるものに近い、とっても辛いソースです。
美味しい!!!
おそるおそる食べてみたアン君も、一口で気に入っちゃって、どんどん食べていました。
なかなか幸先がよいですよ。
ナン。
こちらが、アン君のラム。
こんがり柔らかく、甘くて少しだけぴりっとしたスパイスの効いて薫り高く焼けています。
これは、最高!
付け合せのライスは、バスマティと呼ばれるもので、
こちらも、シナモンやクミン(かな?)などのスパイスが効いていて、
止められなくなる美味しさです。
う~ん、これは、いける!
こちらは、わたしのお皿。
アシャクという、アフガニスタン・スタイルのダンプリングというかパスタというか…
面白いですよね!
わんたんの皮、そのものといってもいい皮に、ねぎが包んであり、
ヨーグルトのソースと、
豆のカレーがかかっています。
各国混合…
わんたん(じゃないけど)はつるりとして、ねぎのフィリングもあっさり、
ヨーグルトのソースはさわやかで、
豆のカレーはぴりっと濃厚、
これも本当に美味しい一皿です。
う~ん、これは、また行きたいお店!
次回は、マンティに挑戦したいな。
朝ごはんシリーズ。
今回は、かの「ウェストサイド・ストーリー」の舞台となった、街外れにあるパン屋さん。
あのころはプエルトリコ人街でしたが、
今や「ヘルズ・キッチンHell's Kitchen」と呼ばれ、おしゃれなお店が次々とオープンしている注目のエリアです。
最近大人気のとあるベーカリーへ向かったのですが、
朝早すぎて、まだ開店していなくてショック…TT
とぼとぼ駅に戻る途中でたまたま通りがかったのが、
これまた人気のベーカリー、Amy's Breadです。
小さなお店には、出勤前に朝ごはんを買い込む人で賑わっています。

美味しそうなパンたち。
このお店で有名なのが、カウンター上のかごに入れられた、ハラーブレッドなんですよ。
パンだけでなく、ケーキやスコーン、マフィンなども美味しそう。
わたしは、このケースの上から2段目の左にある、フレンチトーストを朝ごはんにしました。
ブリオッシュで出来たフレンチトーストは、なかなかのお味です~♪
日曜日、近所の飲茶レストランに出かけました。
もっちろん、ちゃんとおばちゃんのカートが回ってくる、本物!
やっぱり、飲茶は楽しいなぁ…♪
このお店の名物、えびをベーコンで巻いて揚げたもの。
アン君がとっても気に入っちゃってました。
こちらには、豚のすり身が入っています。 しょうがが効いていて美味しい~♡

これは、今回のわたしのお気に入り。
湯葉巻き。 中には、えびだのひき肉だのきくらげだののすり身が入っています。

えびしゅうまい。 あつあつ。
ぶたまん。 こちらは蒸したもの。 そして…
こちらは、お惣菜パン風に、焼いてあります。
どっちもいける!

おかゆは外せません! ピータン入り。
いやぁ、よく食べた…でもデザート。
ちっちゃな一口パン。 中には、パイナップルとカスタードクリームが入っています。
日曜日のお昼下がり、楽しい飲茶でした♪
今年のギリシャ正教のイースターは、
カトリック・プロテスタントのイースターの一週間後でした。
ハムのかたまりを焼いて、ベーカリーで買ったカスタードのパイを食べてイースターをお祝いしたその一週間後の土曜日の真夜中、
クィーンズはアストリアにあるギリシャ正教会の、深夜の礼拝に参加してきました。
天井には、見事なフレスコ画。
フレスコ画の色彩って、本当に独特ですよね。
明るくて鮮やかなんだけど、甘くてどことなく優しい色。 大好きです。
それぞれ、きちんとおめかしした家族がどんどんやってきては、
顔なじみを見つけて、挨拶したりキスしたり。
赤ちゃんや子供たちも、ちゃんとかわいらしいドレスやスーツを着こんで、
眠そうな顔で木のベンチに座ってごそごそしています。
やがて礼拝が始まります。
ギリシャ正教の礼拝は、ひょっとすると、コーランやお経を思わせるような言葉の歌いまわしが特徴。
神秘的な響きが高い天井にこだまして、心が静まります。
1時間ほどの礼拝が終わるころには、そろそろ真夜中。
堂内の明かりが消されると、
正面に立つ司祭たちが手にするろうそくから、信者たちの手にしたろうそくに、火が次々と移されてゆくと同時に、
皆が大きな声で、復活を祝う歌をうたいはじめます。
このろうそくの火が、教会内の信者たちにどんどん移されてゆき、
復活の歌がどんどん大きく広がる中、
司祭たちは火とイコンを掲げて行進を始め、
教会の正面にいつの間にか何百人と集まった観衆に、火を分けるために出てゆきます。
皆、大きな声で復活の歌をうたい、
鐘が鳴らされます。
真夜中のニューヨークの街に、
なんとも神秘的で美しい風景でした。
この火を消さずに家に持ち帰ると、
一年、幸運に恵まれるのだとか。
京都でも、同じような風習がありますよね。
れっきとしたギリシャ正教徒…な割に、一生のうち2回しか礼拝に出たことがないというアン君。
復活祭は、初めて。
感極まっていました。
ちなみに、わたしたちの火は、家に帰る途中で消えてしまいました…残念!

ちょっと前のお話です…
イースター。
クリスマスほどではないけれど、春の訪れを告げるお祭りとして、
アメリカでも多くの人がお祝いします。
イースターが近づくと、
お店は、うさぎやひよこ、お花のかわいらしいモチーフで飾られて、自然と気持ちも明るくなります
中でも、楽しいのは、パティスリーとベーカリー。
それぞれのお国柄に溢れたイースターのお菓子やパンが作られ、
チョコレート屋さんには、パステルカラーのフォイルに包まれた、卵やうさぎの形をしたチョコレートが並びます。
わたしたちの家の近所には、古くからのイタリア系のお店が何軒かあるんですが、
嬉しく晴れたイースターの朝、
ラムの下準備をしたあと、ベーカリーに出かけてゆきました。
お店はさすが、行列が出来ています!
カウンターでは、二人のかわいいお姉さんたちが、
お客さんの注文に笑顔で答えながら、
次から次へとてきぱきとお菓子を箱に詰めてゆきます。
ウィンドウにも、店内にも、イタリアのイースターのパンやパイ、お菓子たちが、所狭しと並べられています。

マジパンで作られた羊。
パンには、カラフルに染められた卵が埋まっています。

そういえば、ギリシャでも、このパンとよく似た、「ツレキ」というパンを焼きます。
ほ~んのり甘くて、ちょっとぱさっとしているのが、なんだか美味しいんですよ。
いろんなパイたち。
イタリアのイースターのパイ、トルタ・ディ・パスクワ。
チーズたっぷり。
右奥の四角いのは、パンで、中にお肉が入っているのだそうです。
そして、ショーケースには、手作り感溢れすぎなクッキーたち…
思わず、
「家庭科の調理実習で、お宅のお子さんが作ったんですか?」
ってお聞きしたくなっちゃうような、
手作り感あふれすぎな、可愛いようなヘンなような、微妙なクッキーたち。


なんかかわいい。
色々な種類の小さなタルトも山盛り。
イースターに、親戚たちを呼んだのかな、
パイやらケーキやらをたっぷり買い込んだおかあさんと、
それぞれにお菓子を買ってもらって大はしゃぎの子供たち。
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